社会に貢献できる歯科衛生士をめざして

学長 小出 忠孝

桜花舞う佳きこの季節、多くの新入生諸君を迎え、学内は華やいだ雰囲気の中にも初々しい緊張感に包まれています。

本学では建学の精神である「行学一体」「報恩感謝」を基盤として、「自分の可能性に挑戦し、協働の場で主体的に活躍できる人材の育成」を目標としています。本学での学びにより、歯科衛生士としての知識・技術の習得のみならず、社会人としての人格の高揚に努め、周囲への感謝の心を忘れず、共によりよい社会の実現に尽力できる人となる教育を目標としています。学生諸君は学びへの自主性と、多様性を認める寛容な心を持って勉学に精励して下さい。

具体的には、本学の特徴である「禅」を基盤とした人間力の向上を皆さんに求めたいと思います。受動的学習から主体的な学習に転換して、学ぶ楽しさに気づくとともに自分の可能性に挑戦して下さい。また、実習などのグループワークを通して、互いに教えあい学びあう姿勢を養ってください。その実践が指導力や協調性を養い、社会に貢献できる歯科衛生士へと成長することができます。

本学に学ぶ学生諸君は、社会のために働くことを厭わない豊かな人間性と暖かな心を持っています。加えて、歯科衛生士の日常業務に役立つ専門教育を受け、柔軟な適応力を身につけた学生諸君を社会に送り出すことができれば、本学は社会を支える太い柱となることができるでしょう。

歯科衛生士を志す諸君は、医療人としての使命感と倫理観を強く持つ必要があります。専門知識習得の過程では自分の成長を実感し、実習では患者の方々と喜びを分かち合えることもあるでしょう。一方で自分の未熟さを知り、先生・学友に支えられて奮起することもあると思います。

歯科衛生士は歯や口の病気を予防するための処置を行い、また健康になれるよう援助、助言を行います。口腔の健康を通して全身の健康を考える職業です。超高齢社会が進むなか,高度な医療を必要とする患者が増加する一方で、在宅医療の推進が課題となっています。歯科衛生士もチーム医療の一員としての役割を求められています。自己を向上させることへの自覚と責任を認識して、積極的に行動することを忘れないでください。

本学では、今後も社会の要請に応え、優れた歯科衛生士教育を行うために,高い基礎学力と専門性を備えた教育をおこない,社会に貢献できる人材育成に取り組んでいきます。向上心と忍耐力に裏付けられた、主体的に学ぶ姿勢を持ち続けて、充実した短大生活となるよう、不断の努力を期待しています。

ページの先頭へ