開講年度2019
科目名小児と歯科
科目ナンバーF211-677-33
開講学年2年
担当教員渥美 信子
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数1
授業形態講義


授業目標
小児の口腔領域の正常な発育について理解し、その健全な発育を障害する異常や口腔疾患について、その予防法と治療法を説明できる。
到達目標
・小児の心身の発育を説明できる。
・顔面頭蓋の発育の特徴を説明できる。
・歯の発育の概要を説明できる。
・歯列・咬合の発育を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯の特徴を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯のう蝕の特徴を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯のう蝕予防法を説明できる。
・小児にみられる口腔軟組織の異常と疾患を説明できる。
・小児患者の対応法を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯の歯冠修復処置を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯の歯内療法処置を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯の外科的処置を説明できる。
・乳歯および幼若永久歯の咬合誘導処置を説明できる。
・障害児の特徴を説明できる。
・障害児の口腔内の特徴を説明できる。
・障害児の歯科診療時の留意点を説明できる。
授業の概要
および助言・
注意事項
 「小児と歯科」では、小児を対象とする歯学の1分野である小児歯科学についての授業を行う。
 小児歯科学の目的は、胎生期から成長発育して成人にいたる間の小児の口腔領域の正常な発育を図り、健全な顎口腔機能を育成するための理論や方法を修得することにある。
 小児は、心身ともに未熟で、成長発育過程にある。また、小児期はさまざまな機能を獲得する時期でもある。さらに、小児の対応法は、成人とは異なる点がある。
 このような小児を対象とする小児歯科医療では、成人を対象とする歯科医療とは異なる特徴がある。
 そこで、小児の口腔領域の正常な発育、発育を障害する異常や口腔疾患、その予防法や治療法、さらには、小児の対応法などについて幅広い内容の授業を行う。
 予習して授業に臨み、しっかり授業を聞いて、終了後は復習を行うことにより、小児の歯科診療に関する基礎的な知識を身につけていただきたい。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1概論
心身の発育
・小児歯科の目的および言語、情動、運動機能、摂食・嚥下機能の発達を説明できる。
・授業前に教科書のP1~14を読んでくること(60分)
・授業後に配布資料で復習すること(60分)
・精神発達
渥美信子
2小児の生理的特徴
顔面頭蓋の発育
・小児のバイタルサインおよび顎顔面頭蓋の発育を説明できる。
・授業前に教科書P15~24を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・バイタルサイン、顔面頭蓋の発育
渥美信子
3歯の発育とその異常①・乳歯および幼若永久歯の特徴を説明できる。
・授業前に教科書のP25~28を読んでくること(30分)
・授業後に配布資料で復習すること(30分)
・乳歯、幼若永久歯
渥美信子
4歯の発育とその異常②・歯の形成異常および歯の萌出時期と順序を説明できる。
・授業前に教科書のP29~35を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・歯の形成異常、歯の萌出時期
渥美信子
5歯列・咬合の発育と異常・歯列の発育分類および各歯列期の臨床的特徴を説明できる。
・授業前に教科書のP36~44を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・歯の発育分類、各歯列期の特徴
渥美信子
6小児にみられるう蝕・乳歯および幼若永久歯う蝕の特徴を説明できる。
・授業前に教科書のP45~49を読んでくること(30分)
・授業後に配布資料で復習すること(30分)
・乳歯、幼若永久歯、う蝕
渥美信子
7小児にみられる歯周疾患、口腔軟組織の異常と疾患・小児の口腔粘膜や歯肉に現れる疾患を説明できる。
・授業前に教科書のP49~57を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・口腔軟組織疾患
渥美信子
8小児歯科における患者との対応法・歯科診療室における小児の対応法の種類と概要を説明できる。
・授業前に教科書のP64~82を読んでくること(60分)
・授業後に配布資料で復習すること(60分)
・対応法
渥美信子
9小児歯科診療とその特徴・小児歯科診療の特徴を説明できる。
・授業前に教科書のP83~92、140~142を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・局所麻酔
渥美信子
10小児の歯冠修復・乳歯および幼若永久歯の歯冠修復処置の概要を説明できる。
・授業前に教科書のP92~96、142~154を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・歯冠修復
渥美信子
11小児の歯内療法・乳歯および幼若永久歯の歯内療法処置の概要を説明できる。
・授業前に教科書のP96~99、154~163を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・歯内療法
渥美信子
12小児の外科的処置・乳歯および幼若永久歯の外科的処置の概要を説明できる。
・授業前に教科書のP99~103、163~167を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・抜歯、外傷
渥美信子
13咬合誘導・保隙の目的および保隙装置の種類、適応症、利点・欠点を説明できる。
・授業前に教科書のP103~105、167を読んでくること(30分)
・授業後に配布資料で復習すること(30分)
・保隙
渥美信子
14障害児の歯科診療・障害児の特徴と口腔内の特徴、歯科治療を行うときの問題点を説明できる。
・授業前に教科書のP110~122を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・障害児
渥美信子
15う蝕予防・歯磨き、フッ化物の応用、シーラントについて説明できる。
・授業前に教科書のP106~109、129~139を読んでくること(45分)
・授業後に配布資料で復習すること(45分)
・う蝕予防
渥美信子
成績評価方法
定期試験(100%)による評価
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『最新歯科衛生士教本 小児歯科』全国歯科衛生士教育協議会監修医歯薬出版3000+税9784263428245
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『小児の口腔科学 第4版』朝田芳信ほか学建書院12000+税9784762436468
2.『小児歯科学 第5版』白川哲夫ほか医歯薬出版13000+税9784263458075
オフィスアワー
連絡先
曜日:月、水、木、金曜日
時間帯:13:00~17:00
場所:短期大学部棟4階407室
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更新日付2019/03/01 13:43:16