開講年度2020
科目名歯科と材料
科目ナンバーF111-674-36
開講学年1年
担当教員鶴田 昌三
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数1
授業形態講義


授業目標
歯科材料の取り扱い法や器械・器具および技法について学び、臨床ですぐ使えるような知識を増やし、これから皆さんが興味を持ってより多くの知識を得るためのてがかりを増やすことを目的とします。
到達目標
・社会にある材料の中で歯科材料として使用できるものを区別できる。
・歯科材料は練ったり、光を当てたり、手を加えることにより、一人前の医療用材料に生まれ変わることを指摘できる。
・症例に応じた歯科材料の選択や取り扱い法を関連付けることができる。
・歯科医療のための器械・器具の使用法および技法を説明できる。
授業の概要
および助言・
注意事項
歯科医療は世の中の有機材料・無機材料・金属材料・複合材料を歯科材料として駆使することによって成り立っています。これこそ一般医療と際立った相違であり、歯科材料・器械について学び、自在のものとする理由であります。身の回りの歯科医療に関する事柄に常に興味を持ち、図書館やインターネットを利用して情報収集することを心がけてください。講義内容を他の講義科目(臨床歯科総論、硬組織疾患と対応、歯の欠損と対応など)との関連と共に理解するようにすると分かりやすいと思います。今年は遠隔授業で実施します。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1歯科材料の分類、無機材料・有機材料・金属材料の基本的性質
○歯科材料に利用されている材料や歯科材料の歴史を解説します。
歯科材料の必要性、診療・診断用材料や治療用材料の種類を説明できる。
[予習]歯科材料の名前について調べる。(90分)
[復習]歯科材料の歴史を整理する。(90分)
キーワード:歯科材料
林 達秀
2歯科材料の機械的性質、物理的性質、化学的性質、生物学的性質
○歯科材料の基本的な考え方を構築するため、必要な性質を説明します。
物理的性質、化学的性質、生物学的性質を学習し説明できる。
[予習]各性質に該当する名前を調べる。(90分)
[復習]各性質を列記できるようにする。(90分)
キーワード:機械的性質
林 達秀
3印象材
○印象材の種類や弾性ひずみ、硬化反応などの性質やコロイドの性質を学びます。
印象材の種類、用途、性質と取り扱いを説明できる。
[予習]印象採得の術式を調べておく。(90分)
[復習]印象材の性質を理解する。(90分)
キーワード:印象材
林 達秀
4模型村
○模型に使用される石膏の種類や硬化反応を学びます。
石膏の種類、性質と取り扱いを説明できる。
[予習]石膏の化学式を調べる。(90分)
[復習]石膏と印象材の関係を説明できるようにする。(90分)
キーワード:石膏
林 達秀
5合着材
○歯科用セメントの種類や用途を学びます。
合着材と仮着材の種類、用途、性質と取り扱いを説明できる。
[予習]セメントの種類を分類しておく。(90分)
[復習]セメントの硬化反応を理解する。(90分)
キーワード:歯科用セメント
鶴田 昌三
6接着材
○接着性モノマーやプライマーについて学びます。
接着性レジンセメントの種類と性質を説明できる。
[予習]接着性モノマーの種類を調べる。(90分)
[復習]接着機構を理解する。(90分)
キーワード:接着
鶴田 昌三
7歯冠修復材
○コンポジットレジンのモノマーやフィラーについて学びます。
コンポジットトレジンの種類、性質とフィラーの種類を説明できる。
[予習]コンポジットレジンの定義を調べる。(90分)
[復習]フィラーの役割を把握する。(90分)
キーワード:コンポジットレジン
鶴田 昌三
8金属材料
○金属材料が口腔内の環境に耐えるために必要な条件を説明します。
金や銀、歯科用合金など歯冠修復材料の種類と性質を説明できる。
[予習]金の性質を調べておく。(90分)
[復習]金合金の用途を確認する。(90分)
キーワード:金合金
鶴田 昌三
成績評価方法
授業ごとに出題したミニテスト:評価基準60点以上/100点、配分:100%
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない。』
2.『資料をアップロードする。』
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『第3版イラストと写真でわかる歯科材料の基礎』竹澤保政、渡辺里美永末書店4104978-4-8160-1316-4「使用の実際」の章が病院実習のとき役に立ち、わかりやすい。
2.『最新歯科衛生士教本 歯科材料』全国歯科衛生士教育協議会医歯薬出版3780978-4-263-42851-1認められた教科書で「歯科材料の種類と特性」が詳しく、新しい材料の説明がある。
3.『最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論第2版』全国歯科衛生士教育協議会医歯薬出版6480978-4-263-42840-5「第4章歯科臨床と診療補助」で材料の実際の使い方を説明している。
4.『最新歯科衛生士教本 歯科機器』全国歯科衛生士教育協議会医歯薬出版3456978-4-263-42850-4ユニット、検査用機器、技工用機器などの説明が参考になる。
オフィスアワー
連絡先
疑問が生じた場合は、講義時間以外に質問することができるので、歯学部歯科理工学講座林・鶴田の質問専用メールアドレス(講義中に提示)にメールしてください。
平日の4時限終了後、原則毎日(会議中を除く)受け付けます。
登校時の連絡先:歯学部楠元基礎棟(5号館)2階 5220室(歯科理工学第7研究室)
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更新日付2020/09/14 10:08:29