開講年度2020
科目名口腔保健特論演習1
科目ナンバーF322-678-54
開講学年3年
担当教員新井 通次
実務経験教員
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数2
授業形態講義


授業目標
これまでに学んだ歯科衛生士に関する知識を、有機的・総合的に整理することを目的とする。
到達目標
①歯科医学の基礎に関する知識を整理し説明できる。②専門基礎分野科目に関する知識を整理し説明できる。
授業の概要
および助言・
注意事項
これまでの2年半の間に、歯科医学の基礎、専門基礎分野科目、臨床歯科科目、歯科衛生士専門科目を学び、さらに臨地実習を含む臨床実習を体験してきた。口腔保健特論演習では、それら全ての科目を再度学ぶことによって、基礎と臨床、知識と技術を有機的に関連づけ、総合的に知識を整理する。口腔保健特論演習1では、基礎系科目について行う。予習として、担当教員による1,2年次の講義で使用した教科書、配布資料や講義ノートを読み返し、疑問点を整理しておく。復習として、その講義の配布資料や演習問題を見直し、知識を整理する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1歯と口腔の構造
永久歯と乳歯の正常な形態と構造およびそれらの歯列と咬合について解説する。さらに口腔領域の解剖学を,骨学,筋学および脈管神経学などの項目別に解説する。
歯の形態,歯種の鑑別,口腔と周囲の諸器官の構造について説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:歯の鑑別,口腔の構造内海倫也
2組織・発生学
組織学および発生学として,細胞とその集団である組織の形・構造とその成り立ちについて解説する。さらに口腔領域における歯と歯周組織の組織および発生について解説する。
人体を構成する細胞と,その集団である組織の構造と機能について説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:組織構造内海倫也
3人体・口腔の機能
Ⅰ年次に学修した「人体の機能」「歯と口腔の機能」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「人体の機能・構成成分」「歯・口腔の機能・組成」について、練習問題を解きながら解説する。
人体の機能、歯・口腔の機能について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:生理学、口腔生理学片倉伸郎
4口腔の原因病態診断
Ⅰ年次に学修した「人体と口腔の病因病態診断」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「病因と病態」について、練習問題を解きながら解説する。
病因と病態について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:病理学、口腔病理学久保勝俊
5口腔の感染と免疫
Ⅰ年次に学修した「人体と口腔の感染と免疫」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「感染と免疫」について、練習問題を解きながら解説する。
感染と免疫について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:微生物学、口腔微生物学、免疫学新井通次
6歯科の薬物
Ⅰ年次に学修した「人体と歯科の薬物」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「生体と薬物」について、練習問題を解きながら解説する。
生体と薬物について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:薬理学、歯科薬理学新井通次
7健康とその増進
1年次に受講した「健康とその増進」、すなわち衛生学、公衆衛生学について、1年次に学修した内容で歯科衛生士として基本的に知っておきたい知識や社会の変化とともに変遷している事柄、また歯科衛生士国家試験に頻出する事項について歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を用いて解説する。
衛生学公衆衛生学の範囲の歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:衛生学、公衆衛生学犬飼順子
8口腔の健康とその増進
1・2年次に受講した「口腔の健康とその増進1および2」、すなわち口腔衛生学(個人口腔衛生、公衆歯科衛生)について、歯科衛生士として基本的に知っておきたい知識や社会の変化とともに変遷している事柄、また歯科衛生士国家試験に頻出する事項について歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を用いて解説する。
口腔衛生学の範囲の歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:口腔衛生学、公衆歯科衛生学犬飼順子
9歯科と統計手法
2年次に受講した「歯科と統計手法」について、歯科衛生士として基本的に知っておきたい知識や社会の変化とともに変遷している事柄、また歯科衛生士国家試験に頻出する事項について歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を用いて解説する。
歯科疾患の疫学および歯科保健統計の範囲の歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:疫学、歯科保健統計犬飼順子
10栄養学・栄養支援論
Ⅰ年次に学修した「栄養支援論」「生活と化学」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「栄養と代謝」「食生活指導」に関して、練習問題を解きながら解説する。
栄養と代謝、食生活指導について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:栄養学、代謝来住準一
11社会制度と歯科
2年次に受講した「社会制度と歯科」、すなわち保健・医療・福祉の制度について、歯科衛生士として基本的に知っておきたい知識や社会の変化とともに変遷している事柄、また歯科衛生士国家試験に頻出する事項について歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を用いて解説する。
保健・医療・福祉の制度の範囲の歯科衛生士国家試験問題に類似した例題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:保健制度、医療制度、福祉制度犬飼順子
12歯科と材料
Ⅰ年次に学修した「歯科と材料」の内容で、特に歯科衛生士として重要な「主要歯科材料の種類と取り扱いと管理」について、練習問題を解きながら解説する。
主要な歯科材料の種類と取り扱いと管理について重要事項を説明できる。また、関連する過去の国家試験問題や類似問題を解答し説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:歯科材料鶴田昌三
13口腔ケア1
口腔ケアの重要性、口腔ケアにおける歯科衛生士の役割、小児の摂食嚥下や言語訓練と口腔ケアについて解説する。
口腔ケアの重要性、口腔ケアにおける歯科衛生士の役割を説明できる。また、小児の摂食嚥下や言語訓練と口腔ケアについて説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:口腔ケア、摂食嚥下、言語訓練夏目長門
14口腔ケア2
開業医往診治療における口腔ケア、老健施設等における口腔ケア、がん患者、移植患者の口腔ケアのポイント、インプラント外傷顎変形症等口腔外科手術前後の口腔ケアについて解説する
往診、老健施設、がん・移植患者、小児の摂食嚥下等、および口腔外科手術前後の口腔ケアについて説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:往診、老健施設、がん・移植患者、口腔外科手術夏目長門
15口腔ケア3
口腔乾燥症・口腔感染症等の口腔ケアのポイント、障害者の口腔ケアのポイント、認知症・精神疾患患者の口腔ケアのポイントおよび症状別疾患別口腔ケアについて解説する。
口腔乾燥症・口腔感染症等、障害者、認知症・精神疾患患者の口腔ケアについて説明できる。予習(60分)、復習(120分)。キーワード:口腔乾燥症、口腔感染症、認知症、精神疾患夏目長門
成績評価方法
試験(40%)、態度(30%)、課題(30%)
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『1,2年次に使用した教本および配布プリント』
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ポイントチェック 歯科衛生士国家試験対策① 第5版』歯科衛生士国家試験対策検討会医歯薬出版\2,600+税978-4-263-42491-9
2.『ポイントチェック 歯科衛生士国家試験対策② 第5版』歯科衛生士国家試験対策検討会医歯薬出版\2,000+税978-4-263-42492-6
3.『キーワードで完ぺき!歯科衛生士国家試験 直前マスター 基礎! 第2版』歯科衛生士国試問題研究会医歯薬出版\2,500+税978-4-263-42234-2
4.『キーワードで完ぺき!歯科衛生士国家試験 直前マスター 社会歯科! 第2版』歯科衛生士国試問題研究会医歯薬出版\2,000+税978-4-263-42235-9
オフィスアワー
連絡先
短期大学部非常勤教員(歯学部、教養部専任教員)の場合は、授業終了後(ただし担当教員によって異なる)。短期大学部専任教員の場合は、それぞれの教員のシラバスに掲載されているオフィスアワーを参照。
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更新日付2020/01/30 16:36:07