開講年度2022
科目名歯周疾患と対応
科目ナンバーF211-573-27
開講学年2年
担当教員稲垣 幸司
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数1
授業形態講義


授業目標
歯周病の原因や進行のメカニズムをよく理解し、その予防法と治療法について学び、説明、実践できることを目標とする。
到達目標
・正常な歯周組織の構造と歯周病を理解して説明できる。
・歯肉炎・歯周炎の臨床症状と病態の違い、さらに、その他の歯周病の病態を理解して説明できる。
・歯周組織の状態の把握に関する検査を理解して説明できる。
・歯科治療の基盤となる歯周治療の一端を担うために、歯周治療の標準的な進め方を理解して説明できる。
・歯周基本治療について理解し、その主体となる機械的プラークコントロールの方法を理解して実践できる。
・学生が、歯周病治療により改善した歯周組織を維持するためのメインテナンスとサポーティブペリオドンタルセラピーの目的、方法やその意義について理解して説明できる。
・ディプロマ・ポリシー:D-P ③
授業の概要
および助言・
注意事項
 歯周病はう蝕とともに歯科の二大疾患であり、国民のおよそ80%が何らかの歯周病に罹患している。現在、歯周病は生活習慣病のひとつで、超高齢社会を迎え、歯周治療は今後ますますその必要性が高まってきている。
 歯科衛生士は、単なる歯科医師の補助ではなく、医科の分野と同様に、歯科においても、歯科医師と歯科衛生士がそれぞれの役割をよく理解し、協力することにより治療効果がより一層高まり、口腔の健康を回復させることができる。さらに、口腔の健康は、からだの健康にも繋がることが判明してきている。
 各講義内容と関連した課題について、オンラインを利用した双方向授業を行う。
 なお、講義は、実務経験を有する歯周病専門医で、講義は臨床現場の経験を活かした内容となっている。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1歯周病の現状歯科臨床での基本的知識として歯周病の特徴を理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周病稲垣幸司
2歯周組織の構造と病態正常な歯周組織の構造と歯周病との関連について理解し、図示して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周組織稲垣幸司
3歯肉炎、歯周炎の臨床症状と病態歯肉炎、歯周炎の違いとその他の歯周病の病態について理解し、図示して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯肉炎、歯周炎稲垣幸司
4その他の歯周病態、全身疾患を伴う歯周病その他の歯周病、全身疾患を伴う歯周病や歯肉メラニン色素沈着、喫煙関連歯周炎についても理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:全身疾患稲垣幸司
5歯周病の病因病因因子の中の生体側の因子であるプラーク、プラークリテンション因子である歯石などや外傷となる咬合力、習癖,生活習慣について理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周病の病因稲垣幸司
6ペリオドンタルメディシン(歯周医学)歯周病と全身の健康状態の関連性を理解するために、ペリオドンタルメディシン(歯周医学)についての最新の知見理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周医学稲垣幸司
7歯周治療の標準的な進め方歯科治療の基盤となる歯周治療を行えるようになるために、歯周治療の標準的な進め方を理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周治療稲垣幸司
8歯周組織の検査歯周組織の病態に関する検査について理解して説明できる。予習(90分)・復習(90分)・キーワード:歯周組織の検査稲垣幸司
成績評価方法
講義時のミニテスト評価(50%)、試験評価(50%)
(フィードバック)ミニテストにおける誤りの多い箇所について、Teams上で解説します。
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『最新歯科衛生士教本「歯周病学 第2版」』全国歯科衛生士教員会医歯薬出版3500+税ISBN978-4-263-428399
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『歯周病の診断と治療の指針2015』日本歯周病学会医歯薬出版1800+税ISBN978-4-263-44466-基本的な治療指針の確認
2.『歯周病と全身の健康』日本歯周病学会医歯薬出版2000+税ISBN978-4-263-44469-基本的な概念の確認
3.『歯周病悪化の原因はこれだ』稲垣幸司他デンタルダイアモンド社7600+税授業を理解した上で,危険因子を学ぶ
オフィスアワー
連絡先
平日の4時限目終了後~19:00,原則として毎日(会議中を除く)。 Teamsのチャットによる相談は随時受け付けるが,返信は原則としてオフィスアワー時間内に行う。
連絡先:短期大学部棟4階409研究室
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更新日付2022/02/08 15:14:49