開講年度2022
科目名人体と口腔の病因病態診断
科目ナンバーF111-572-15
開講学年1年
担当教員久保 勝俊
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
単位数2
授業形態講義


授業目標
人体と口腔の病因病態診断(病理学総論、口腔病理学)では、病気の原因、病変の成り立ち、経過等、その病気の本態を理解することで、疾患の予防、診断、治療を主とした臨床歯科医学の基盤を養うことにある。
到達目標
病理学総論と口腔病理学を通して学ぶことにより、授業終了時に様々な病気の原因、病気の成り立ち、病気の経過を理解できる。また、疾患の予防、診断、治療を主とした臨床医学、臨床歯科医学の基本的知識を習得することができる。
病理学総論
各臓器や組織にあらわれる同じ系統の病変をひとまとめにして、その一般的なことがらが理解できる。
疾患の予防、診断、治療を主とした臨床医学の基本的知識が習得できる。
口腔病理学
歯と歯周組織、口腔粘膜、舌、唾液腺、顎骨、顎関節などにあらわれる病変が理解できる。
疾患の予防、診断、治療を主とした臨床歯科医学の基本的知識が習得できる。
ディプロマ・ポリシー:D-P②
授業の概要
および助言・
注意事項
病理学(開講学科名:人体と口腔の病因病態診断)は病気の本態を明らかにする学問である。したがって、病理学は単に病気の原因や病変の成り立ちを教えてくれるだけでなく、病気の診断やその治療あるいは病気の予防などに関するいろいろな知識を与えてくれる非常に大切な学科である。病理学総論と口腔病理学を通して学ぶことにより、さまざまな病気の原因や診断について総合的に理解することを目的とする。
担当教員は、口腔病理専門医研修指導医として実務経験を有する歯科医師が担当する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1病理学総論(病理学序論と病因論)病理学序論と病因論を説明できる。
予習90分(教科書P.2-7) 復習90分(講義プリント・ノート)                                   キーワード:病因論
久保勝俊
2病理学総論(遺伝性疾患と奇形)遺伝性疾患と奇形を説明できる。
予習90分(教科書P.8-13) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:遺伝性疾患
久保勝俊
3病理学総論(循環障害)循環障害を説明できる。
予習90分(教科書P.14-22) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:循環障害
久保勝俊
4病理学総論(代謝障害と退行性性病変、増殖と修復)代謝障害と退行性性病変を説明できる。
増殖と修復を説明できる。
予習90分(教科書P.23-33、34-42) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:代謝障害、創傷治癒
久保勝俊
5病理学総論(炎症)炎症を説明できる。
予習90分(教科書P.43-52) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:炎症
久保勝俊
6病理学総論(免疫応答異常)免疫応答異常を説明できる。
予習90分(教科書P.52-59) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:アレルギー
久保勝俊
7病理学総論(腫瘍)腫瘍を説明できる。
予習90分(教科書P.60-68) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:良性腫瘍、悪性腫瘍
久保勝俊
8口腔病理学(歯の発育異常・歯の損傷と着色・付着物)歯の発育異常を説明できる。
歯の損傷と着色・付着物を説明できる。
予習90分(教科書P.70-87) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:歯の発育異常、歯の損傷
久保勝俊
9口腔病理学(う蝕) う蝕を説明できる。
予習90分(教科書P.88-96) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:う蝕
久保勝俊
10口腔病理学(象牙質・歯髄複合体の病態) 象牙質・歯髄複合体の病態を説明できる。
予習90分(教科書P.97-104) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:歯髄炎、象牙質知覚過敏症
久保勝俊
11口腔病理学(歯周組織の病態)歯周組織の病態を説明できる。
予習90分(教科書P.105-121) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:歯肉炎、歯周炎、歯肉増殖症
久保勝俊
12口腔病理学(口腔粘膜の病変)口腔粘膜の病変を説明できる。
予習90分(教科書P.122-132) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:ウイルス感染症、真菌感染症
久保勝俊
13口腔病理学(口腔領域の嚢胞と腫瘍、口腔癌)口腔領域の嚢胞と腫瘍を説明できる。
口腔癌を説明できる。
予習90分(教科書P.133-145、146-151) 復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:嚢胞、歯原性腫瘍、扁平上皮癌
久保勝俊
14口腔病理学(顎骨の病変、唾液腺の病変)顎骨の病変を説明できる。
唾液腺の病変を説明できる。
予習90分(教科書P.152-160、161-167)復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:薬剤関連顎骨壊死、唾液腺疾患、唾液腺腫瘍
久保勝俊
15口腔病理学(口腔領域の奇形、口腔組織の加齢変化、総括)口腔領域の奇形を説明できる。
口腔組織の加齢変化を説明できる。
予習90分(教科書P.168-173、174-180)復習90分(講義プリント・ノート) キーワード:唇顎口蓋裂、口腔組織の加齢変化
前田初彦
成績評価方法
定期試験(100%)で評価する。
(フィードバック)定期試験後に質問がある場合は、歯学部 口腔病理学・歯科法医学講座で質問を受ける。
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『最新歯科衛生士教本 疾病の成り立ち及び回復過程の促進1 病理学・口腔病理学』仙波伊知郎、髙田 隆 ほか医歯薬出版株式会社3,800円+税978-4-263-42813-9
参考書
オフィスアワー
連絡先
講義中に質問できなかった場合はメールでの質問を受け付けます。
久保勝俊 bobo@dpc.agu.ac.jp
画像
ファイル
更新日付2022/02/08 14:31:12