開講年度2023
科目名人体の構造
科目ナンバーF111-481-08
開講学年1年
担当教員内海 倫也
実務経験教員歯科医師
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
D-P②
単位数1
授業形態講義


授業目標
人体を構成する器官を骨格系,筋系,消化器系,循環器系,神経系,呼吸器系,感覚器系,内分泌系,泌尿生殖器系の順に,その諸器官の形態,構造,機能および器官相互の位置関係について説明できることを目標とする。
到達目標
・器官の系統的な分類を説明できる。
・器官系を構成する器官の種類を説明できる。
・人体の外形と構成を説明できる。
・器官の形態,構造および機能を説明できる。
・諸器官の位置関係を説明できる。
授業の概要
および助言・
注意事項
解剖学は主に人体の形や構造とその成り立ちを追求する学問であり,医学を学ぶうえで,まず人体の構造を知りその仕組みを知ることが基礎である。本講義では,人体の諸器官の名称,形態,構造,配置,機能について詳細に学んでいきます。講義は,対面またはTeamsによる遠隔授業で行う。対面授業では直接,遠隔授業ではマイクやチャット機能を使い,学生と教員が双方向にコミュニケーションを取る。授業は予習に重点を置いた反転授業を取り入れ,授業後に重要事項確認のための小テストを行う。学生は、予めTeamsにアップされた講義プリント(PDFファイル)や教科書の該当ページを予習してから本講義に臨む。事後学習として,その日の講義プリント,ノートおよび録画等を用いて知識を整理する。担当者は実務経験を有する歯科医師で,講義は臨床経験を活かした内容となっている。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後1週間以内に,試験の出題意図・解答状況に関するコメント,今後の学修に関するアドバイスなど,学生の要望に応じて個人的に対応する。小テストは解答後に正答を示す。
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1総 論:人体解剖学の基本である系統解剖学と解剖学用語について説明します。
骨格系Ⅰ:骨の機能,名称,形態,組織学的構造,関節について説明します。双方向授業により「骨の名称,形態,位置」について学生の理解を確認する。
器官,人体の外形,構成,方向用語等,骨の名称,形態に関する名称について説明できる。予習90分(教科書P.1-8,46-56,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:解剖学用語,骨内海 倫也
2骨格系Ⅱ:頭蓋骨,体幹骨の種類,構造,配置について説明します。双方向授業により「頭蓋骨の名称,形態,位置」について学生の理解を確認する。体幹,体肢の骨の名称,形態,位置について説明できる。予習90分(教科書P.56-63,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:頭蓋骨,体幹骨内海 倫也
3筋系Ⅰ:頭頸部の筋の種類と構造について説明します。双方向授業により「頭蓋骨に付着する咀嚼筋の名称,起始,停止と機能」について学生の理解を確認する。頭頸部の筋の名称,位置,機能,支配神経について説明できる。予習90分(教科書P.64-74,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:頭頸部,筋,起始,停止内海 倫也
4筋系Ⅱ:体幹,体肢の種類と構造について説明します。双方向授業により「体幹,体肢に付着する筋の名称,起始,停止と機能」について学生の理解を確認する。体幹,体肢の筋の名称,位置,機能,支配神経について説明できる。予習90分(教科書P.74-80,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:体幹,筋,体肢,起始,停止内海 倫也
5消化器系Ⅰ:口腔から食道までの構造と機能について説明します。双方向授業により「口腔,咽頭,食道の構造と機能」について学生の理解を確認する。口腔,咽頭,食道の構造と機能について説明できる。予習90分(教科書P.84-90,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:消化管,口腔,唾液腺,咽頭,食道内海 倫也
6消化器系Ⅱ:胃から肛門までの消化管と消化腺の構造と機能について説明します。双方向授業により「消化器,肝臓,膵臓の構造と機能」について学生の理解を確認する。胃,腸,肝臓,膵臓の構造と機能について説明できる。予習90分(教科書P.90-97,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:胃,腸,肝臓,膵臓,消化腺内海 倫也
7循環器系Ⅰ:心臓の構造と機能,動脈系の種類と分布について説明します。双方向授業により「心臓の構造と機能」について学生の理解を確認する。心臓の構造と機能,血管の分布について説明できる。予習90分(教科書P.109-112,122-129,140-144,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:心臓,動脈内海 倫也
8循環器系Ⅱ:静脈系とリンパ系の種類と分布について説明します。双方向授業により「静脈とリンパ系」について学生の理解を確認する。静脈とリンパ系の分布について説明できる。予習90分(教科書P.144-155,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:静脈,リンパ管,リンパ性器官内海 倫也
9感覚器系:外皮,視覚器,平衡聴覚器,味覚器の構造と機能について説明します。双方向授業により「感覚器の構造と機能」について学生の理解を確認する。皮膚,視覚器,平衡聴覚器,味覚器の構造について説明できる。予習90分(教科書P.161-177,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:表皮,感覚装置,網膜,内耳,味蕾内海 倫也
10中枢神経系:脳と脊髄の構造と機能について説明します。双方向授業により「脳と脊髄の構造」について学生の理解を確認する。脳と脊髄の構造について説明できる。予習90分(教科書P.179-183,185-195,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:大脳,中脳,小脳,橋,延髄,脊髄内海 倫也
11末梢神経系:脳神経,脊髄神経,自律神経の機能と分布について説明します。双方向授業により「自律神経の機能と分布」について学生の理解を確認する。脳神経,脊髄神経,自律神経の機能と分布について説明できる。予習90分(教科書P.196-204,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:脳神経,脊髄神経,交感神経,副交感神経内海 倫也
12呼吸器系:鼻腔から肺までの構造と機能について説明します。双方向授業により「呼吸器系の構造と機能」について学生の理解を確認する。鼻腔,喉頭,気管,肺の構造について説明できる。予習90分(教科書P.214-225,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:鼻腔,副鼻腔,咽頭,喉頭,気管,肺内海 倫也
13泌尿生殖器系:泌尿器と生殖器の構造と機能について説明します。双方向授業により「男女の泌尿生殖器の構造と機能の差異」について学生の理解を確認する。泌尿生殖器の構造について説明できる。予習90分(教科書P.235-238,259-263,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:腎臓,腎小体,生殖器内海 倫也
14内分泌系:内分泌腺の種類,構造,機能,分泌ホルモンについて説明します。双方向授業により「内分泌腺のホルモンとその機能」について学生の理解を確認する。内分泌腺の種類と構造,分泌ホルモンについて説明できる。予習90分(教科書P.246-254,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)・キーワード:下垂体,甲状腺,副腎,精巣,卵巣内海 倫也
15総括これまでの講義内容を総まとめし,理解が不十分な点について議論し,理解を深める。予習90分(教科書,講義資料)・復習90分(講義ノート,講義資料)内海 倫也
成績評価方法
定期試験(90%),講義ごとの小テスト(10%)
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『歯科衛生学シリーズ 人体の構造と機能1 解剖学・組織発生学・生理学』医歯薬出版5,060円9784263426043
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『入門人体解剖学 改訂第5版』藤田恒夫南江堂5,000円+税9784524242375
オフィスアワー
連絡先
平日の昼休み(12:00~12:30)と4時限目終了後~19:00,原則として毎日(会議中を除く)。
Teamsのチャットによる相談は随時受け付けるが,返信は原則としてオフィスアワー時間内に行います。
連絡先:短期大学部棟4階402研究室
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更新日付2023/01/16 14:17:11