開講年度2023
科目名歯科予防処置論
科目ナンバーF111-579-38
開講学年1年
担当教員原山 裕子
実務経験教員歯科衛生士
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
D-P③
単位数2
授業形態講義


授業目標
歯および口腔の疾患を予防し、人々の健康を維持・増進させるために、必要な歯周病予防処置についての知識、技術および態度を修得する。
到達目標
・歯科予防処置についての概要と歯科衛生士法の範囲を述べることができる。
・う蝕と歯周病について概要を理解し説明できる。
・歯面の付着物・沈着物について理解し説明できる。
・予防的歯石除去法について理解し説明できる。
・フッ化物について理解し作用機序・安全性を説明できる。
・フッ化物応用の方法について理解し説明できる。
・小窩裂溝填塞法について理解し説明できる。
授業の概要
および助言・
注意事項
歯科衛生士が行う専門的な処置(プロフェッショナルケア)は人々の健康の保持増進に繋がる重要な処置であり、歯科衛生業務の主体となっている。歯科予防処置を行うためには、歯科医学の知識の理解、歯科疾患のメカニズムおよび疾患の進行による変化を理解することが求められている。本講義では、歯科衛生士が行う歯科予防処置の種類を理解するとともに歯科予防処置がどのように健康に繋がるかを学ぶ。講義は対面またはTeamsによる遠隔授業で行い、意見を述べたり、チャット機能を利用し、学生と教員が双方向にコミュニケーションを取りながら展開していく。この科目は春学期と秋学期の講義曜日が異なる。担当者は実務経験のある歯科衛生士で、講義は臨床現場の経験を活かした内容となっている。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
小テストおよび課題の終了後、講評し、理解しておくべき内容について補足説明を加える。
授業計画
回数授業計画到達目標・予習(分)・復習(分)・キーワード担当
1歯科予防処置の概要
歯科衛生士法の歯科予防処置の範囲について
歯・口腔の健康のための予防法について考え、意見を発表する 
歯科予防処置の概要について説明できる。(①教科書P2-10)予習(90分):歯科予防処置の定義を調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯科予防処置の定義原山裕子
2口腔の基礎知識1
歯・口腔の基礎知識について
歯・口の付着物・沈着物について
課題に対する双方向授業を行う
歯・口腔の名称を説明できる。(①教科書P16-32)予習(90分):歯・口腔の名称、付着物、沈着物を調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯・口腔・付着物、沈着物原山裕子
3口腔の基礎知識2
歯・口腔の基礎知識について
歯および口腔の構造について
課題に対する双方向授業を行う
歯・口腔の名称を説明できる。(①教科書P16-32)予習(90分):歯・口腔の名称、付着物、沈着物を調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯・口腔・付着物、沈着物原山裕子
上田祐子
4歯周病予防処置の概要
予防的歯石除去法について
課題に対する双方向授業を行う
歯周病予防の概要を説明できる。(①教科書P185-233)予習(90分):歯周病について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯周病原山裕子
5う蝕予防処置の概要
第一次予防、第二次予防、第三次予防について
課題に対する双方向授業を行う
う蝕予防処置法とリスクについて説明できる。(教科書①P12,教科書②P2-7 予習(90分):う蝕予防処置について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:う蝕予防処置原山裕子
6う蝕予防処置法について
課題に対する双方向授業を行う
う蝕予防処置法の種類について説明できる。(教科書①P12,教科書②P2-7)予習(90分):う蝕予防処置について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:う蝕予防処置原山裕子
7歯科予防処置論総括1
歯周病予防処置とう蝕予防処置について
課題に対する双方向授業を行う
歯科予防処置について説明できる。(教科書P2-43)予習(90分):歯周病予防、う蝕予防について調べる。復習(90分):教科書、配布資料で理解を深める。キーワード:口腔の基礎知識原山裕子
8歯周治療の流れと歯科衛生士の役割
歯周組織の構造と機能について
課題に対する双方向授業を行う
歯周治療の流れ、歯周組織について説明できる。(教科書③P8-13、P136-177)予習(90分):歯周治療について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯周治療原山裕子
9スケーリング・ルートプレーニングについて 
課題に対する双方向授業を行う
SRPについて理解し説明できる。(教科書③P159-161)予習(90分):SRPについて調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:SRP原山裕子
10歯周疾患の指数について
課題に対する双方向授業を行う
歯周疾患の指数について説明できる。(教科書①P161-167)予習(90分):歯周疾患の指数について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯周疾患の指数原山裕子
11フッ化物について
フッ化物の種類と濃度
課題に対する双方向授業を行う
フッ化物の種類と濃度について説明できる。(①教科書P233-237)予習(90分):フッ化物の種類と濃度について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:フッ化物の種類、濃度原山裕子
12フッ化物の作用機序と安全性
課題に対する双方向授業を行う
フッ化物の作用機序と安全性について説明できる。(教科書①P253-257)予習(90分):作用機序、安全性について調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:作用機序、安全性原山裕子
13う蝕予防処置法1
フッ化物歯面塗布、フッ化物洗口法
課題に対する双方向授業を行う
フッ化物歯面塗布、フッ化物洗口法について説明できる。(①教科書P233-246)予習(90分):う蝕予防処置法を調べる。復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:う蝕予防処置法原山裕子
14う蝕予防処置法2
小窩裂溝填塞法、フッ化物配合歯磨剤
課題に対する双方向授業を行う
小窩裂溝填塞法、フッ化物配合歯磨剤について説明できる。(教科書①P247-253,258-264)予習(90分):該当内容の確認。復習(90分):配布資料による理解。キーワード:小窩裂溝填塞法、歯磨剤原山裕子
15歯科予防処置論の総括2歯周疾患の流れ、う蝕予防処置方法を述べることができる。(教科書①②③)予習(90分):歯周治療の流れ、う蝕予防方法 復習(90分):教科書で理解を深める。キーワード:歯周治療 う蝕予防方法原山裕子
成績評価方法
課題小テスト(75%)、課題レポート(25%)  総合計100点
教科書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『歯科衛生学シリーズ 歯科予防処置論・歯科保健指導論』全国歯科衛生士教育協議会医歯薬出版9020978-4-263-42607-4
2.『歯科衛生士のための齲蝕予防処置法』中垣晴男、加藤一夫、石飛国子、高阪利美、犬飼順子編医歯薬出版3960978-4-263-42241-0
3.『歯科衛生学シリーズ 歯周病学』全国歯科衛生士教育協議会医歯薬出版3850978‐4‐263‐42616‐6
参考書
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『フッ化物応用の科学 第2版』一般社団法人 日本口腔衛生学会 フッ化物応用委員会編口腔保健協会3850978-4-89605-345-6
2.『う蝕予防の実際 フッ化物局所応用実施マニュアル』一般社団法人 日本口腔衛生学会 フッ化物応用委員会編社会保健研究所3300978-4-7894-0640-6
オフィスアワー
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オフィスアワー:水・木・金 12:00-17:30 
連絡先:短大棟4F教員室
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更新日付2023/02/06 18:54:02