学科の特色
学年制
各科目の概要
豊富な臨床実習
歯学部附属病院や開業医院で実践的な学習を展開。
本学科のカリキュラムにおける最大の特徴は、充実した臨床実習です。本学歯学部附属病院の口腔衛生科や小児歯科など9科を舞台に、1年間かけて臨床を実践的に学びます。
また実際に開業している歯科医院も実習の場として利用。さまざまな環境や現場の歯科衛生士・歯科医師のもとで、豊富な臨床現場を経験し、幅広い技術や知識、理念などを身につけます。
Picking smiling 犬飼順子 愛知学院大学短期大学部 歯科衛生学科教授 |
最先端の歯科医療に触れながらコミュニケーション能力や知識・技術を得ることができます。 本学歯科部附属病院には、歯科医療のスペシャリストが揃っています。学生のうちから最先端の技術や知識に触れることができるから、とても恵まれた環境だと思いますね。また、附属病院は年間で20万人の来院実績がありますから、さまざまな患者さんに接することができることも、本学科の臨床実習の特徴のひとつ。歯科衛生士に不可欠な、コミュニケーション能力や幅広い知識や技術を身につけることができるので、卒業後すぐに活躍できるはずですよ。 |
自主性を養うワークショップ
チーム医療を意識したグループ学習を実施。
学生が主体となり、ひとつのテーマについて調査や分析を行う学習スタイルを、ワークショップといいます。学生自身が考え、グループ内で議論をすることで、コミュニケーション能力や自主性、問題発見・解決力を養います。また、学習結果はクラス全員が発表するため、プレゼンテーション能力も身についていきます。患者の立場になって考えたり、医師へ意見を述べたりなど、チーム医療に必要な能力を育みます。
Picking smiling 愛知学院大学短期大学部 歯科衛生学科2年 |
活発なディスカッションを通して、コミュニケーション能力が身につきました。 日頃から「医師と患者さんの間で意思の疎通を図ることも歯科衛生士の大切な仕事」と教えられているので、ワークショップには力が入りましたね。自分の考えを正確に伝えないといけないし、他のメンバーの意見も尊重しないといけないので、チーム医療に不可欠なコミュニケーション能力を養う練習になっているのを実感。それに、いろんな人の意見を聞けたこともいい経験になりましたね。自分とは違った考えに触れることができ、視野が広がりました。 |
医療現場で役立つ英語学習
外国人患者にも対応できる生きた英語を学習。
日本で生活する外国人の増加に伴い、歯科医院の外国人患者も増えてきてます。英語のできる歯科衛生士の需要が年々高まっていることを受け、本学科では英語学習にも力を入れています。1年次は日常英会話、2年次は歯科の診療に関する専門用語や臨床英会話を学習。ネイティブスピーカーや、海外の歯科医療を熟知した歯科医師のもとで、国際的なコミュニケーション能力や、現場で役立つ英語力を学びます。
Picking smiling 愛知学院大学短期大学部 歯科衛生学科2年 |
外国人の患者さんも安心できるように日常会話から専門用語まで幅広く学んでいます。 高校生のときに、1年間カナダへ留学していた経験を活かして、英語でコミュニケーションをとれる歯科衛生士になりたいと思っています。この大学を選んだのも、英語のカリキュラムが充実していたから。1年次は日常英会話中心だったのですが、講義のほとんどが英語なので、自然と留学をしていたときの感覚に戻れましたね。それをベースに、2年次からは専門的な英会話の勉強がスタート。自分の目標に一歩一歩近づいているのが分かるので、楽しいですね。 |
シラバス(外部公開向け)
・2024年度以降は、こちらから確認してください。
・2019~2023年度は、こちらから確認してください。
登院式
臨床実習は、実際の歯科診療の場の中で患者さんを相手として行うものです。そのためには心機を一転して、新しい覚悟で実習にのぞむことが大切です。このくぎりをつける意味で、2年秋学期の登院判定後の時期で臨床実習に入る前に登院式を行います。
このときはじめて、歯科衛生士としての服装にととのえて、学長から登院証書が授与されます。
式は、関係者列席の下に厳粛に行われます。
卒業研究
卒業研究テーマの一例
- ガムの口腔清掃効果と個数によるプラークスコアの変化
- 歯磨剤の選択に関する意識調査-看護学生と歯科衛生学生の比較-
- 噛み合わせと全身の健康の関係
- 舌ブラシによる舌苔除去効果および口臭抑制作用について
- 清涼飲料水が及ぼす口腔への影響
- マスクによる口臭に関する調査
- 歯や口腔に対する保健行動と歯科衛生士の業務認知度の関係について
- 酸蝕症の予防と保健指導について
- Ⅱ型糖尿病と歯周病の関係性について
- 妊娠期の歯周病と早産の関係
- 災害時における口腔ケアの重要性について
- 睡眠時ブラキシズムと治療法
- 口呼吸が及ぼす口腔内への影響について
- 手洗い方法、時間による残存汚染の状態について
- 口腔体操が高齢者の口腔機能に及ぼす効果について
- 日本と海外の予防歯科に対する意識の違い―スウェーデン,アメリカとの比較から―
- ホワイトニングと象牙質知覚過敏症の関係
- 代用甘味料のう蝕抑制効果
- 更年期女性の歯科疾患と口腔症状に対する考察
- 歯ブラシの刷毛部形態の違いによるプラーク除去効果の差異
- キシリトールが母子伝播に及ぼす影響
- フッ化物配合歯磨剤の脱灰抑制効果の検討
- 歯科衛生士の就業実態と離職要因
- 口腔習癖と歯列不正の関係