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異なる専門性が融合する医療の力: 患者中心医療への扉を開く ~3年生のIPE(歯科衛生、歯学、薬学、歯科技工)プログラム実施~

 

2023(令和5)年11月15日(水)13:00~16:10に、楠元キャンパスの歯学・薬学図書館情報センター棟4階大教室で、本学の特色である歯科衛生学科3年生向けのIPE(Interprofessional Education:多職種連携教育)が開催されました。このプログラムは2018年度から実施され、今回が4回目となります。

この特別なイベントには、本学の歯科衛生学科3年生と愛知学院大学歯学部・薬学部5年生、愛知学院大学歯科技工専門学校本科2年生を含む350名を超える学生が参加し、授業が行われました。授業のテーマは「患者の状況に的確に対応した質の高い医療を実現するための患者中心の医療を考える」で、脳梗塞患者の退院後の支援について意見交換が行われました。学生たちは歯科衛生、歯学、薬学、歯科技工の各職種から構成される小グループでグループワークと全体発表を通して活発なディスカッションが行われました。

初めての多職種チームでの意見交換に緊張しながらも、時間が経つにつれて緊張がほぐれ、意見の多様性に触れることで新たな視点を得ることができ、歯科衛生士としての視点だけでなく、他の職種からの新しいアプローチを知り、それが患者や家族のためになることを実感していました。

さらに、患者中心の医療の実践には医学的知識だけでなく、コミュニケーション能力や協力の重要性が大切であることを学び、異なる専門性が組み合わさることで将来の医療現場でより質の高い患者中心の医療を提供できる可能性を知るきっかけとなりました。学生たちの視野が広がり医療従事者としての自己成長、継続的な学びの促進となる貴重な時間となりました。



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